学習法選びのポイント②

独学に続いて検討したいのが資格学校講座への通学です。
通学のメリットとしては、長年の経験により確立された学習ノウハウとそれを元にしたテキストと問題集など高いクォリティの教材。そして、プロの講師から生で講義を受けられるということです。これは、すなわち疑問点や不明点があってもその時点で質問でき、解消できるということです。また、志を同じくする受講生がライバル的な存在となり、競争意識がモチベーションを維持してくれるという側面も大きな魅力といってよいでしょう。

一方、デメリットとしては、6~10万円はする高額な受講料がその筆頭です。また、社会人にとって毎回決まった時間に通学しなければならないことも難しく、さらに自宅から会社への通勤路に学校がない場合、通学のための交通費が必要となることも、このご時世には厳しいといわざるを得ません。また、まれに教え方が下手な講師に当たることもあり、それら要因が重なりストレスとなって途中で挫折してしまうという例も少なくはありません。

自由ながらも挫折防止のノウハウも

では、最後に通信講座への受講に関して検討してみましょう。まず、そのメリットは、資格学校への通学よりも格安な受講料です。3級、2級と別の講座でもそれぞれ1万円以内~3万円程度。また、ある講座では2級&3級がセットになった講座でも35,000円以下と、資格学校に比べなんともリーズナブルな価格設定となっています。もちろん、独学より費用は掛かりますが「挫折したらもったいない」という意識が働くため金額的な縛りとして機能します。

また、独学同様に通勤する必要がないため、自分の好きな時間に自分のペースで学習できる自由な学習スタイルも、多忙な社会人にとっては大きなメリットです。しかし、これはデメリットにも転じる要素であることは前ページでもお伝えしたとおり。ただし、通信講座も通信ならではのノウハウをたくさん蓄積しています。そして、その中には挫折要因を取り除き、学習に向かう意欲を向上するノウハウ、つまりは受講生へのサポート体制も整っているため、独学のように簡単に挫折してしまう心配はありません。

また、資格学校と遜色のないクォリティの教材に加え、通信でも講師による受講を可能にしたCDやDVDといったメディア教材が基本講座に組み込まれた講座も存在するなど、現在の通信講座では、通信講座ならではのノウハウが詰まった教材とカリキュラム、サポート体制が整っているのです。
一方、通信講座のデメリットとして挙げられるのは、学習中に起こった疑問点や不明点を、その場で解消できないというその一点に尽きます。しかし、現在の通信講座ではこのデメリットも、ほぼ対応されているようです。

というのも、大半の通信講座にはファックスやメールによる無料の質問体制が敷かれており、講座により回数は異なりますが、なかには30回も無料で質問できる講座も存在します。また、対応の早い講座では翌日解答やアドバイスが返信されることもあり、デメリットというほどの問題ではなさそうです。

ここまで、独学と通学、そして通信の3つの学習法のメリットとデメリットを比較してみましたが、時間的拘束、費用、教材、サポート体制、モチベーションの維持の要素で表により得点化してみました。なお、◎:5点、○:3点、△:1点として計算してみました。

《各学習法の比較表》

 

時間拘束

費 用

教 材

サポート

モチベ
ーション

得点

得点

13点

資格学校

17点

通信講座

21点

おすすめの学習方法は通信講座

いかがでしょうか。あくまで私見ですが、通信講座がもっとも高い点数を獲得し、初学者の社会人の方におすすめする学習法となりました。その学習範囲と量。そして、縛りが無く挫折する可能性の高い独学はおすすめしませんが、時間的にも金銭的にも余裕があり、また、無理なく通学できるということならば、もちろん資格学校講座への受講を反対するものではありません。

ただし、その前に現在の通信講座を実力も知っておいて損はありません。ネットのGoogleやyahooといった検索エンジンで「簿記 通信講座」と検索し、気になる講座いくつかのサイトを覗いてみてください。そこには、きっと「今の通信講座ってこんなに充実してるんだ!」という発見がきっとあるはずです。

次ページでは、最多得点のおすすめ学習法、通信講座をどのような観点で選んだらよいのか、そのポイントを紹介していきましょう。

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